‘旅と音楽’ 第一回企画、ユキ・アリマサさんの軽井沢大賀ホールでのコンサートが終了しました

3月30日(土)に開催した、ソラリス・ミュージックとして初のイベント、ユキ・アリマサさんのソロ・ピアノ・コンサートが終了しました。

ご来場いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。さまざまな場所からあの時間のためにみなさまが集まってくださったことに感謝申し上げます。

美しい青空の広がる日に、軽井沢であの演奏を一緒に聴くことができたこと、私の宝物です。

開演前に列ができているのを見て、こんなに演奏を楽しみにしてくださっている方が!とこみあげてくるものがありました。演奏が始まると不思議な感覚に陥りました。この世にこの空間しか存在しないような、演奏者とオーディエンスしかいないような、そのような感覚です。それほどユキ・アリマサさんの演奏はその世界に没入させてくれるものでした。

クラシックから、ブルース、ジャズ、映画音楽と幅広いジャンルの音楽の即興演奏、会場からのリクエスト2曲も、もちろん即興で弾いてくださいました。’So What’のピアノのみの演奏、ご本人も生まれて初めて演奏したとおっしゃっていました。アンコールは自身がジャズの道に進むきっかけになったというオスカー・ピーターソンの、少し異色のナンバー「When Summer Comes」。美しかった。ご来場の皆様からも終演後、良かった、素晴らしかった、涙ぐんでしまったと言った声をいただきました。ありがとうございました。

これからも音楽と旅をテーマにイベントを開催し、皆様と心と体が喜ぶ時間をご一緒できたらと思っています。

コンサートのお知らせなどのご協力やアドバイス、サポートいただいた皆さま、ありがとうございました。お手伝いいただいたスタッフの皆さん(森林さん、深谷さん、右山さん、新倉さん、春原さん、村山さん、浦上さん、星川さん、澤田石さん)も本当にありがとうとざいました。

そして最後に、これまで培った技術と知識と経験と思いなどを注ぎ込んで、心に残る演奏をしてくださったユキ・アリマサさん、サポートの山﨑さん、本当にありがとうございました。感謝を込めて。

<コンサートの演奏曲リスト>

第一部
1 バッハ 主よ人の望みの喜びよ(アルバムDimensionsにも収録)
2 バッハ パルティータ(アルバムDimensionsにも収録)
3 ドビュッシー 子供の領分から第六番 ゴリウォーグのケークウォーク
(子供の時に弾いていた曲だとのこと)
4 ベートーヴェン ピアノソナタ悲愴からMisty((アルバムDimensionsにも収録、Mistyは会場からのリクエスト)*メドレー
5 ショパン ノクターン
6 ニュー・シネマ・パラダイス(暗闇で演奏したという、スヴャストラフ・リヒテルに倣い、照明を落とし、演奏)

第二部
7 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(In other words)
8 It might as well be spring
9 So What(会場からのリクエスト。ピアノでの演奏は珍しいそうです)
10 A Nightingale sang in Berkeley Square
11 ブルースの即興
12 Memories of tomorrow(Keith Jarrett *Koln Concert)
13 When Summer Comes (小学生の時に聴いてジャズを始めようと思ったというOscar Petersonの曲。こういう曲もやるのかと思ったというポップス調の曲) *アンコール

開演前の正面扉前で待ってくださっているお客様

演奏後のスタッフさん達との記念撮影

*翌日の街歩きツアーも、お天気に恵まれ、ゆっくりと旧軽井沢の裏の小径を歩きながら、軽井沢の宿場町としての歴史や一人の宣教師に発見され保養地となった経緯などについて聞くことができました。旅先で音楽を聴く、おすすめです。